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履歴書の書き方

履歴書の志望動機の書き方|3つの要素と組み立て方・例文・NG例

志望動機は「なぜこの会社か」「自分の何が活かせるか」「入社後に何をしたいか」の3点を、応募先に合わせて書きます。最初の一文で志望の理由を言い切り、その根拠になる経験を1つだけ具体的に書くと読みやすくなります。字数の決まりはなく、欄の大きさや応募フォームの指定に合わせます。

更新 2026-10-20

志望動機で伝える3つのこと

志望動機は、採用担当者が「この人はなぜ、うちで働きたいのか」を確かめる欄です。ハローワークの応募書類の案内でも、応募先を選んだ理由、自分の経験・能力、意欲の3点を盛り込むよう勧めています。

要素 書くこと 材料の探し場所
なぜこの会社か 応募先ならではの特徴と、それに惹かれた理由 求人票・会社のサイト・店舗や商品
何が活かせるか 仕事に結びつく自分の経験や技能 これまでの仕事・学業・家事や地域活動
入社後に何をするか 最初に取り組みたいこと、目指す姿 求人票の仕事内容

3つのうち、いちばん差がつくのは「なぜこの会社か」です。給与や通いやすさだけでは、同じ条件の会社ならどこでもよいことになります。条件は理由の一部として正直に書いて構いませんが、それに加えて仕事の中身への関心を書きます。

材料の集め方

書き始める前に、材料を集めます。ここを飛ばすと、どこにでも出せる文になりがちです。

  1. 求人票の「仕事の内容」を読み、気になった言葉に線を引きます。
  2. 会社のサイトで、事業内容・取扱商品・お客さんの層を確かめます。
  3. 店舗や商品があれば、実際に見たり使ったりします。
  4. 自分の経験の中から、線を引いた言葉と重なるものを書き出します。
  5. 入社したら最初に何をするか、求人票の仕事内容から一つ選びます。

自分で見て感じたことは、ほかの応募者と重なりません。「店頭で在庫の場所を尋ねたら、すぐに案内してくれた」といった体験は、それだけで志望理由の芯になります。

書く順番:結論から

材料がそろったら、次の順で並べます。

  1. 結論:志望する理由を一文で言い切ります。
  2. 根拠:理由につながる自分の経験を一つ、場面が浮かぶように書きます。
  3. 接点:その経験が、応募先のどの仕事で生きるかを書きます。
  4. 入社後:最初に取り組みたいことを書いて締めます。

根拠の経験は一つにしぼります。あれもこれも並べると、どれも浅くなります。数字(年数・件数・人数)が一つ入ると、具体的に伝わります。

文末は「〜と考えております」「〜に貢献したいです」ばかりにならないよう、言い回しを変えます。同じ締め方が続くと、型どおりの文に見えます。

例文

数字や固有名詞は例です。自分の経験に置き換えて使ってください。

販売から事務職への転職

中小企業の給与計算を少人数で支えている点に惹かれ、貴社を志望しました。前職のドラッグストアでは5年間、レジ締めと売上日報を担当しました。現金と記録が合わない日をなくすため、締めの手順を見直したこともあります。数字を扱う仕事を本業にしたいと考え、日商簿記3級に合格しました。入社後はまず月次の入力作業を正確にこなし、締め日に強い担当者になることを目指します。

パートで品出しの仕事

自宅から歩いて通え、平日9時から13時という時間帯が生活に合うため応募しました。以前、物流倉庫で2年間ピッキングを担当し、伝票と棚番号を照らし合わせて作業する習慣が身についています。開店前の限られた時間で、売り場を整えるお手伝いができればうれしいです。

未経験から介護職へ

大学の4年間、特別養護老人ホームで月2回の傾聴ボランティアを続けてきました。話を聞くうちに表情が和らぐ方を見て、日々の暮らしを支える仕事に就きたいと考えるようになりました。貴法人には、働きながら介護福祉士を目指せる研修制度があります。入職後は、利用者さん一人ひとりの生活のペースを覚えるところから始めます。

職種ごとの例文は職種別の志望動機・自己PR例文にまとめています。

伝わりにくいNG例と直し方

NG例 なぜ伝わりにくいか 直し方
「家から近いから」だけ どの近所の会社にも言える 条件に、仕事内容への関心を一言足す
会社案内の文章の書き写し 自分の考えが見えない 自分が見た・使った体験と結びつける
「貴社で学ばせていただきたい」で終わる 受け身で、何をする人か見えない 入社後に取り組むことを一つ書く
前の職場への不満 同じ理由でまた辞めると思われやすい 次にやりたいことの形に言い換える
経験を5つも並べる 焦点がぼやける 応募先に一番近い経験を一つ選ぶ

ハローワークの案内でも、「学びたい」「充実感を得たい」といった一方的な希望だけでは、アピールになりにくいとしています。

書いたあとに見直すこと

書き上げたら、出す前に次の点を確かめます。

  1. 社名を別の会社に差し替えても通じる文になっていないか。
  2. 最初の一文で、志望する理由を言い切っているか。
  3. 根拠の経験に、数字か具体的な場面が一つ入っているか。
  4. 応募先の呼び方が合っているか。会社は「貴社」、病院は「貴院」、学校は「貴校」、法人は「貴法人」とします。
  5. 面接で同じ内容を、自分の言葉で1分ほど話せるか。

志望動機は、面接でいちばんよく聞かれる項目の一つです。書いた文をそのまま暗記するより、要点を3つほど覚えておき、話すときは言葉を変えても構いません。履歴書と面接の答えがずれないよう、出した履歴書の控えを面接前に読み返しておきます。

字数と欄の埋め方

志望動機の字数に決まりはありません。紙の履歴書は欄の大きさで量が決まり、Web応募は字数の指定に従います。

  • 手書きなら、欄の幅に対して文字が詰まりすぎない大きさで書きます。
  • パソコンなら、欄からはみ出さず、下に1〜2行の余白が残る量に収めます。
  • 厚生労働省様式例のように志望動機と特技が同じ欄なら、志望動機を先に書き、残りに特技を添えます。

書くのに時間がかかるときは、AIで志望動機を作るで下書きを出す方法もあります。字数を200・300・400字から選ぶと、2つの案が出ます。出てきた文は、自分の経験や数字に置き換えてから使います。

強みの伝え方は自己PRの書き方、働き方の条件は本人希望記入欄の書き方で詳しく扱っています。

このページで使えるツール

よくある質問

志望動機は何文字くらい書けばいいですか?

決まった字数はありません。紙の履歴書なら欄の大きさに合わせ、空白が目立たず、文字が詰まりすぎない量にします。Web応募のフォームで字数の指定があれば、その範囲で書きます。

志望動機を何社かで使い回してもいいですか?

経験を書く部分は使い回せますが、「なぜこの会社か」の部分は会社ごとに書き直します。どこにでも出せる文は、読む側にすぐ伝わります。求人票や会社のサイトから、その会社ならではの点を一つ拾って理由にします。

パートやアルバイトでも志望動機は必要ですか?

欄があれば書きます。長い文章でなくても、通いやすさや働ける時間帯といった条件に、仕事内容への関心や経験を一言添えれば十分です。

未経験の職種に応募するときは何を書けばいいですか?

その仕事に関心を持ったきっかけと、これまでの経験で生かせる部分を書きます。接客の経験を介護に、数字の管理を事務にというように、仕事の中身を分解すると共通点が見つかります。準備として始めた勉強があれば添えます。

志望動機の欄に自己PRも書いていいですか?

厚生労働省の様式例では、志望の動機・特技・アピールポイントが同じ欄です。この場合は志望動機を中心に書き、強みは根拠の経験として織り込みます。両方を別々に長く書くと焦点がぼやけます。

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