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履歴書の書き方

履歴書の趣味・特技欄の書き方|例文と書かなくてよいこと

趣味・特技欄には、何をどのくらい続けているかを一言添えて書きます。「読書」「映画鑑賞」だけで終わらせず、頻度や期間、身についたことを加えると、面接での話のきっかけになります。厚生労働省の様式例には独立した趣味欄がなく、「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」の欄にまとめて書きます。

更新 2026-10-20

趣味・特技はどこに書くか

書く場所は、使う履歴書の様式によって違います。

様式 趣味・特技を書く場所
厚生労働省履歴書様式例 「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」の欄にまとめて書く
市販の転職用・一般用 「趣味・特技」の独立した欄がある様式もある
新卒向けの自己紹介書 「クラブ活動・スポーツ・文化活動など」の欄と組み合わせて書く

厚生労働省の様式例では、志望動機と特技が同じ欄です。この場合は志望動機やアピールを先に書き、余った行に特技や趣味を添えます。ハローワークの案内でも、共用の欄では個人的な活動より、志望動機や仕事に生きる技能を優先するとしています。

趣味・特技の欄が独立している様式なら、2〜3項目を書けば十分です。欄いっぱいに並べるより、1つずつに具体的な一言を付けるほうが伝わります。

趣味と特技の違い

似た欄ですが、伝わる中身は少し違います。

  • 趣味:好きで続けていること。人柄や生活のリズムが伝わります。
  • 特技:人より上手にできること。仕事に生きる技能もここに入ります。

ハローワークの案内では、特技欄の書き方を2通り示しています。仕事に使える「技能・技術」を書く方法と、趣味やスポーツ、ボランティアなどの個人的な活動を書く方法です。資格にはなっていないけれど得意なことは、特技として書けます。

書き方の型

趣味・特技は、次の3つの順で組み立てると具体的になります。

  1. 何をしているか、を名詞で書きます(例:ランニング、料理、写真)。
  2. どのくらい続けているかを、頻度・期間・回数で添えます(例:週3回、5年)。
  3. そこから身についたことや、続けた結果を一言で書きます。

仕事とのつながりは、無理に付けなくて構いません。こじつけた一文は、かえって不自然に読めます。続け方が具体的に書けていれば、粘り強さや段取りのよさは読み手に伝わります。

例文

数字は例です。自分の実際の頻度や期間に置き換えて使ってください。

項目 書き方の例
趣味:ランニング 週3回、朝に5kmほど走っています。昨年は地元のハーフマラソンを完走しました。
趣味:料理 週末に1週間分の作り置きをしています。献立と買い物の段取りを考えるのが好きです。
趣味:写真 季節の花を撮りに近所の公園を回っています。撮った写真は町内会の掲示物にも使われました。
趣味:読書 歴史小説を中心に月4冊ほど読みます。気になった時代は博物館にも足を運びます。
特技:Excel 関数とピボットテーブルで集計表を作れます。前職では月次の売上表を担当しました。
特技:手話 日常会話程度の手話ができます。地域のサークルで5年続けています。
特技:暗算 珠算を8年続け、3桁どうしの掛け算なら暗算でできます。
特技:DIY 棚や踏み台を自分で作ります。工具の扱いには慣れています。

同じ趣味でも、書き方で伝わる人柄が変わります。「料理」なら、段取りを重視する人にも、新しい味を試すのが好きな人にも書けます。自分らしい一言を選びます。

書かなくてよいこと

厚生労働省は、本人の適性・能力と関係のない事項で採否を決めないよう、企業に周知しています。次のような事項は、採用選考で把握することが就職差別につながるおそれがあるものとして挙げられています。

  • 宗教に関すること
  • 支持政党に関すること
  • 人生観・生活信条、思想に関すること
  • 購読新聞・雑誌・愛読書に関すること
  • 尊敬する人物に関すること
  • 労働組合や社会運動に関すること

これらは企業の側が聞くべきでない事項で、応募者が趣味欄で明かす必要もありません。読書が趣味でも、書名ではなくジャンルや読み方で伝えれば足ります。

ほかに、受け止め方が人によって大きく分かれるもの(賭け事など)は、書くと説明が必要になりがちです。話題にしたいものだけを選びます。

面接で聞かれたときのために

趣味・特技の欄は、面接で話題にされることがある欄です。場をなごませるきっかけとして聞かれる場合もあります。書いたことについて、30秒ほど話せるように準備しておきます。

話す内容は、次の3つがあれば足ります。

  • 始めたきっかけ
  • 続けるために工夫していること
  • 最近の出来事や、これから挑戦したいこと

たとえばランニングなら、こう話せます。「健康診断をきっかけに始めました。雨の日は室内の筋トレに切り替えて、習慣を切らさないようにしています」。こうした一言から、計画性や続ける力が自然に伝わります。

話を広げられない趣味を、見栄えのために書くのは避けます。深く聞かれて答えに詰まると、ほかの欄の内容まで疑われかねません。今も続けていて、自分の言葉で語れるものを選びます。

思いつかないときの探し方

趣味や特技がないと感じる人でも、次の問いに答えていくと候補が見つかります。

  1. 休みの日、気づくと時間を使っていることは何か。
  2. 人から「よく続くね」「上手だね」と言われたことは何か。
  3. 家事や地域の活動で、自分が担当していることは何か。
  4. 前の仕事で、頼まれることが多かった作業は何か。

家計簿を毎日つけている、町内会の会計を担当している、子どもの頃から字を褒められる、といったことも書けます。特技は、資格のように誰かに認められたものである必要はありません。

候補が見つかったら、自己PRと結びつけられるかも考えてみます。自己PRの文章作りに迷うときは、AIで自己PRを作るで下書きを出すこともできます。

このページで使えるツール

よくある質問

趣味が特にない場合はどうすればいいですか?

毎週のように続けていることを探します。散歩、料理、家計管理、動画で語学を学ぶといった日常のことでも、続け方を具体的に書けば立派な趣味です。「特になし」と書くより、話の糸口を一つ用意しておくほうが面接が進めやすくなります。

趣味に「読書」と書いてもいいですか?

書いて構いません。ジャンルや月に読む冊数を添えると具体的になります。なお、愛読書や購読新聞を採用選考でたずねることは、厚生労働省が就職差別につながるおそれのある事項として挙げています。書名まで書く必要はありません。

ゲームやアニメを趣味として書いてもいいですか?

書いて構いません。ただ「ゲーム」だけでは伝わりにくいので、続けている年数や、仲間と大会に出た、攻略情報をまとめて発信しているなど、具体的な関わり方を添えます。

特技と資格はどう違いますか?

資格は試験に合格したり免許を取ったりしたもので、免許・資格欄に書きます。特技は、資格になっていない得意なことです。Excelの関数が使える、暗算が速いなど、仕事に生きる技能も特技に書けます。

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