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履歴書の書き方

履歴書の職歴の書き方|退職理由・派遣・アルバイト・「現在に至る」

職歴は、学歴の下に1行あけて「職歴」と書き、入社と退職を古い順に1行ずつ書きます。退職理由は「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」「契約期間満了により退職」のように短く添えます。今も勤めている会社があれば最後に「現在に至る」と書き、その下に右寄せで「以上」と書いて締めます。

更新 2026-10-20

職歴欄の基本の形

職歴は、学歴の最後の行から1行あけ、中央に「職歴」と見出しを書いてから始めます。1社ごとに入社と退職の2行を、古い順に並べます。

年 月 学歴・職歴
職歴
平成30 4 株式会社〇〇 入社
営業部に配属。法人向けに事務用品の提案営業を担当
令和2 10 東京支店 営業二課へ異動
令和5 6 株式会社〇〇 一身上の都合により退職
令和5 8 〇〇株式会社 入社(契約社員)
現在に至る(令和8年12月 契約期間満了予定)
以上

書くときの決まりは次のとおりです。

  1. 会社名は「(株)」と略さず、「株式会社〇〇」のように正式名称で書きます。
  2. 入社した行に、配属部署や担当業務を短く添えると仕事の中身が伝わります。
  3. 社名が変わった会社は、当時の社名に「(現・〇〇株式会社)」と添えます。
  4. 職歴の最後に「以上」を書きます。右寄せで書くのが一般的です。

職務経歴書も出す場合は、履歴書は会社名と入退社だけにとどめても構いません。詳しい仕事内容は職務経歴書に回します。

入社や退職の年月を思い出せないときは、日本年金機構の「ねんきんネット」で年金記録を見ると手がかりになります。厚生年金に入っていた勤め先なら、会社名と、資格を取得した日・失った日が表示されます。資格を失った日は退職日の翌日なので、3月31日に辞めた場合は4月1日と表示されます。履歴書には退職した月(この例では3月)を書きます。

退職理由の書き分け

退職の行には、理由を短く添えます。

辞めた事情 書き方の例 補足
自分の希望で辞めた 一身上の都合により退職 転職・結婚・引っ越しなども含めてこれでよい
倒産・解雇・退職勧奨 会社都合により退職 雇用保険の「特定受給資格者」の範囲に入る主な辞め方
有期契約が終わった 契約期間満了により退職 派遣は「派遣期間満了により退職」
定年 定年退職 再雇用で残ったなら、その経歴も続けて書く
出産・介護など 出産のため退職 理由を書くかは自分で決めてよい

「一身上の都合」は、自分から辞めたときに広く使える決まった言い回しです。結婚や転居、仕事の見直しといった細かい事情まで書く必要はありません。

一方、倒産や事業所の閉鎖、解雇、会社からの退職勧奨で辞めたときは「会社都合により退職」と書けます。ハローワークは、こうした辞め方を雇用保険の「特定受給資格者」の範囲として示しています。自分の意思で辞めたのではないことが、一行で伝わります。

会社都合かどうか迷ったら、離職票に書かれた離職理由を確かめ、食い違わない書き方にします。前向きな理由で辞めた場合は、退職の行ではなく志望動機の欄で詳しく伝えるほうが読みやすくなります。

雇用形態ごとの書き方

正社員以外の働き方は、雇用形態を( )で添えます。

  • 契約社員・パート・アルバイト:「株式会社〇〇〇〇店 入社(アルバイト)」と書きます。「アルバイトとして入社」でも構いません。
  • 派遣社員:雇い主は派遣元です。派遣元の会社名を書き、派遣先と仕事内容を添えます。終わりは「派遣期間満了により退職」とします。
  • 派遣先が何社もある:「株式会社〇〇に派遣登録し、以下の職場で勤務」と書き、下の行に派遣先と期間を並べます。
  • 業務委託・フリーランス:雇用ではないので「入社」は使いません。個人事業なら「開業」「廃業」、会社を作ったなら「設立」と書きます。
  • 学校・病院・官公庁など:会社ではない職場は「入社」の代わりに「勤務」や「入職」を使います。
  • 家業の手伝い:「家業である〇〇業に従事(令和〇年〇月まで)」と書きます。

記入例:派遣とパートを含む場合

派遣で働いたあと、パートで働いている人の例です。派遣元に登録した行と、実際に働いた派遣先の行を分けると、雇い主と職場の違いが伝わります。

年 月 学歴・職歴
職歴
令和元 6 株式会社〇〇スタッフ(派遣元)に登録
△△株式会社 経理部へ派遣され、伝票入力を担当
令和3 5 派遣期間満了により退職
令和3 7 株式会社□□ 〇〇店 入社(パート)
レジ業務と、日配品の発注を担当
現在に至る
以上

パートやアルバイトでも、任された仕事を添えると経験が伝わります。発注・教育係・鍵の管理など、責任のある仕事は書いておく価値があります。

異動・昇進・出向の書き方

同じ会社の中での変化は、会社名を繰り返さずに1字下げて書くと見やすくなります。

令和2年10月 東京支店 営業二課へ異動

令和4年4月 営業二課 主任に昇進

令和5年1月 〇〇株式会社(関連会社)へ出向

すべての異動を書く必要はありません。応募先の仕事に関係するものを選びます。

在職中・退職予定の書き方

今も勤めている場合は、最後の会社の入社の行の下に「現在に至る」と書きます。退職日が決まっていれば、「現在に至る(令和〇年〇月〇日 退職予定)」のように添えます。有期契約で終わりが決まっている場合は「契約期間満了予定」と書きます。

在職中の応募では、入社できる時期を本人希望記入欄に書いておきます。採用側が入社日の見通しを立てやすくなります(→本人希望記入欄の書き方)。

転職回数が多い・空白期間があるとき

勤めた会社は、原則としてすべて書きます。そのうえで、読みやすくする工夫ができます。

  1. 短期のアルバイトがいくつもあるときは、「以下の事業所にてアルバイトに従事」とまとめ、下の行に店名を並べます。
  2. 欄が足りないときは、履歴書には会社名と入退社だけを書き、仕事内容は職務経歴書に書きます。
  3. 仕事をしていない期間に、職業訓練・資格の勉強・家族の介護などがあれば、一言添えると空白の理由が伝わります。
  4. 転職のたびに何を身につけたかを、自己PRでひとつの流れにまとめます。

和暦と西暦の換算は、和暦・西暦・年齢の早見表で確かめられます。

このページで使えるツール

よくある質問

アルバイトやパートは職歴に書きますか?

卒業後に続けて働いていたアルバイトやパートは、職歴に書けます。「入社(アルバイト)」のように雇用形態を添えます。在学中のアルバイトは通常書きませんが、応募先の仕事に近い経験なら書いても構いません。

派遣社員のときはどの会社名を書けばいいですか?

雇用契約を結んでいた派遣元の会社名を書き、派遣先の会社名と仕事内容を添えます。労働者派遣は、派遣元が自分の雇う労働者を派遣先の指揮命令のもとで働かせるしくみだからです。

「退社」と「退職」はどちらを使えばいいですか?

どちらでも構いません。ハローワークの案内では、「入社」の対になる言葉は「退社」だが「退職」を使っても差し支えないとしています。履歴書の中ではどちらかにそろえます。

短期間で辞めた会社も書く必要がありますか?

原則として書きます。省くと、面接での受け答えや入社手続きの書類と食い違うことがあります。在籍が短かった理由は、面接で前向きに説明できるよう準備しておきます。

「以上」はどこに書きますか?

職歴の最後の行の、次の行の右端に書くのが一般的です。「現在に至る」を書いた場合は、その下の行に書きます。

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